春風のエトランゼ(2)
若手小説家の駿(しゅん)は、父親の体調不良を知り、同性の恋人・実央(みお)を連れて何年も音信不通にしていた実家へ戻った。離れに住むことになった2人は、風変わりな実家生活を始めるが、養子の“弟”ふみにベッドシーンを見られてしまう。桜子の助けで謝罪と言い訳の機会をもらうも、駿は事実をそのままふみに伝えてしまって…。実家での奇妙な生活に初めは居心地が悪かった駿だったが、すこやかに過ごす実央のそばで、次第にこの暮らしを受け入れていく。そんな日々の中で、実央のとある気持ちを知り———? いとおしく巡る日々。幸せな時間。心が洗われるようなボーイズラブ。シリーズ第3巻。【祥伝社/shodensha】