About
Sign in
Join
一月物語
平野啓一郎
—
2002
明治三十年、奈良県十津川村。神経衰弱の気鬱を逃れ、独り山中をさまよう青年詩人・真拆は、老僧に蛇毒から救われ、山寺に逗留する。俗世から隔絶された奇妙な時空の中で、真拆はいつしか現実と夢界の裂け目に迷い込み、運命の女と出逢った。それは己の命を賭けることでしか成就しない愛、だが、刹那に失われる運命の愛だった...。古典的風格さえ漂う端麗な筆致で描かれた聖悲劇。
Buy
Want to read
Sign up to use
Share
0
Reviews
0
Highlights
0
Currently reading
0
Finished
0
Want to read